賃貸物件退去時の立会いとは?流れや持ち物も解説

賃貸物件退去時の立会いとは?流れや持ち物も解説

賃貸物件を退去する際は、貸主と借主が立会いをおこなうのが一般的です。
今回は、賃貸物件退去時の立会いとは何のために、どんな流れでおこなうのか、必要な持ち物も解説します。
退去日になってからあわてないようにぜひ、ご参考になさってください。

賃貸物件の退去時の立会いとは

賃貸物件の退去時の立会いとは、退去日に荷物をすべて運び出した後、貸主と借主が顔を合わせて物件の状態を確認することです。
入居時にはなかった設備の破損・汚損がないか、ある場合は貸主に原状回復義務が生じるのかどうかを見極めます。
借主に不注意または故意で物件に破損・汚損が生じた場合、借主の費用負担のもと修繕工事等をおこないます。
ただし、通常の日常生活を送るうえでどうしても生じてしまう通常損耗、あるいは素材の経年劣化によるものと認められる場合は、借主はその責任を問われません。
そのため、退去時にはおおむね30分ほどの時間をかけて貸主と借主が立会い、原状回復に関する認識を共有することが必要なのです。

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賃貸物件の退去時の立会いの流れ

賃貸物件の退去時の立会いは、以下のような流れでおこなわれます。

●①借主の荷物をすべて運び出す
●②貸主とともに設備の状態を確認する
●③責任の所在・費用負担の有無・修繕の内容を確認し、契約書にサインする


立会いのタイミングは、貸主と借主が話し合って決定します。
荷物を運び出した直後におこなう、契約上の退去日におこなうなど、双方の都合に合わせて調整してください。
原状回復に関する責任を誰が負うのか、借主の費用負担が発生する場合はどんな内容の修繕工事をおこなっていくらかかるのかを確認し、双方納得ができたら契約書にサインをします。

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賃貸物件の退去時の立会いに必要な持ち物

賃貸物件の退去時の立会いに必要な持ち物は以下のとおりです。

●物件の賃貸借契約書
●入居時の状態を撮影した写真
●保証金残金を振り込んでもらう口座の情報
●部屋の鍵(スペアキー含む)
●印鑑


原状回復義務に関する取り決めは賃貸借契約書に記載されています。
入居時からついていた傷などがある場合は、当時撮影した写真をその証拠としましょう。

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まとめ

賃貸物件の退去時には、貸主と借主が立会いをして、入居中に発生した設備の破損や汚損の有無と、その責任の所在を確認します。
すべての荷物を運び出した後に貸主とともに物件を確認し、認識を共有したうえで契約書にサインをするという流れです。
入居時から破損・汚損があった場合は、その証拠となる写真を撮影して立会い時まで保管しておくことが大切です。
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